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03/8/14
学友
恐い話というより、納得いかない不思議な話
小学生の時、そっくりな名前の奴がいた。
眉毛の長い、タレ目の面白い奴だった。
名前を呼ばれると同時に返事をしたり、非常にややこしかった。
返事をしたら違っていて、返事をしないでいたら自分で。
下の名前で呼ぶようにしたらどうか。色々先生に提案したのを覚えている。
ところが下の名前も似てるんだなこれが。
そして小学生3,4年の時だったと思う。
不意に彼の事を思い出した。
でもおかしい。学年４クラスどれにも彼は居ない。
転校したと言う記憶も無い。
しかも、ややこしい名前であったにもかわらず、
名前でめんどくさかった記憶と言うのが少ししかない。
同じクラスなのに、ずっと居たと言う記憶が無い。
あわてて友人に聞いてみるも、みんな記憶にないという。
そんな馬鹿な。確かに奴はいた。
同じクラスだった今は別のクラスの僕と全く同じ誕生日の男だけが覚えていた。
かなりの人間に聞いても覚えていなかったので
かなり恐くなっていたのでとっても安心したのを覚えている
「やつはでっかいトラックにのって夜逃げしたらしいぞ」
夜逃げする瞬間を見たと言うのがうさんくさいが、どうやら突然いなくなったのは間違いないようだ。
だが、居なくなったのに気がつかないなんて間抜けすぎる。
考えたが、夏休み明けに消えていた、とかなら気がつきにくいんじゃないかと。
しかし、あれほど、特に僕にインパクトを与えた男が居なくなったのに気がつかなかったなんて。
そして、突然、数年後に「居ない」事に気がつくなんて。
納得がいかない。
03/8/13
ちょっと不思議な話、みたいなのをネットで色々読んでいると
子供の頃不思議なものが見えていたという話が沢山あり
僕も子供の頃なんか見たりしたかなぁと記憶をたどっていたら思い出した。
穴
いくつか覚えていないが幼稚園以下だったんじゃないかと思う。
父方の実家には土蔵があって、家側から土蔵に入ったすぐに大きく深い穴があって凄く恐かったのを覚えている。
ヘタレな僕は土蔵に入るのすら恐かったが、ある日勇気を振り絞って穴を覗くと
人が穴の下を歩いて、なにか作業みたいのをしているのが見えた。
僕はその時おばあちゃんが何かしているのだと思っていた。
小学生くらいになって、土蔵の穴があったはずの場所に立ち、その穴の事を思い出し
「あれ？そういえばここにでっかい穴があったはず。危ないから埋めたの？」
と父に聞くと、そんな穴は初めから無いとのこと。
未だに腑に落ちない。
03/8/9
携帯電話
弟が高校生の時、毎回駅に迎えに行っていた。
ある日の夜、僕が犬の散歩していると、弟から携帯電話が鳴る。
ああ、多分迎えにこいというんだろうな、と思いつつ、携帯を取ると全く弟の声が聞こえない。
「もしもーし？」応答がなく、暫くすると切れた。
その後何度かけても出ない。
ま、迎えにこいという事だろうと、犬には悪いが散歩を早々に切り上げ走って帰り、急いで駅に向かう。
駅で弟を拾って車の中で
にん「なぁ、迎えにこいってわかったけど、違うかもしれないし、繋がらないままなのはやめてよ」
といったら
ぽー「え？迎えにいくぞってちゃんと返事してたよ？」
と大変ご立腹。
誰だよ返事したの。誰が迎えに行ったんだよ。
03/7/9
台所の人影
大学の時、住んでいたアパートで。
ドア開けて、部屋に繋がる廊下に台所があって、廊下の左にトイレと風呂がある
そんなアパート。
玄関に足を向けて、寝るために電気を消す。
暫くして、廊下をふと見ると、外からの蛍光灯の光で廊下が見えるわけだが
台所の水道じゃ口前あたりに首を傾げた人影が見える。
ん？と暫く見てると首吊りしてるように見えてきた。
恐くて恐くて。布団被って寝てしまうことにした。
それ以来、1人で寝るときは電気つけて寝てます。今でも。
後で（かなり後で）色々試して見たけど、あんな影は出来ない。
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